勝間田川堤の桜

花の名所満載の牧之原。季節ごとに足を運んで。

牧之原市は、サーフィンや海水浴に最適な遠浅の海、そして新緑が美しいお茶畑、広々とした田んぼや畑の景色、史跡などがギュッと詰まっていて、まるでおもちゃ箱の様。季節ごとに咲く花もその1つです。ここでは、その一部をご紹介しましょう。

上部の写真は勝間田川堤の桜。牧之原市内を流れる勝間田川の両岸には、約600本ものソメイヨシノが植えられており、見頃の時期を迎えると幻想的な春の風景を楽しむことができます。今年も見事に咲き誇っていましたよ。特に、赤色をした戸塚橋の上から望む桜と勝間田川の景色は美しく、道行く人々も足を止め、写真を撮ったりしてその風景に見入っていました。夜にはライトアップもされ、よりロマンチックな雰囲気に。4月上旬には地元の人々による「桜まつり」も毎年開催されています。[ 場所 ] 牧之原市静波

東光寺の長藤

晩春になると、東光寺では花房の長さが1メートルにもなる「長藤」として有名な藤を愛でることができます。その藤棚も迫力満点で、その大きさは約20メートル四方。静岡県磐田市にある「行興寺」の「熊野(ゆや)の長藤」の一枝を譲り受け、100年以上かけて根回りが4メートルもある立派な藤の木に成長したそう。見頃は4月下旬から5月上旬頃までで、夜のライトアップ、「東光寺長藤まつり」の開催もあります。[ 場所 ] 牧之原市静波2587-1

大鐘家のあじさい

長屋門と母屋は300年前に建てられたとされ、国指定重要文化財にも指定されている大鐘家。梅雨の時期になると、その風情ある建造物の周りには数えきれないほどのあじさいが咲き誇ります。こちらには酔芙蓉なども植えられ、季節ごとに花を楽しむことができます。また、裏山に登れば富士山と駿河湾を一望することも。[ 場所 ] 牧之原市片浜1032 [ 時間 ] 9:00~17:00(あじさいシーズンは18:00まで)[ 料金 ] 季節等により変動あり。

さがら草競馬大会

さがらサンビーチで毎年行われている、日本で唯一砂浜を周回する珍しい草競馬大会の紹介です!「すろ~かる5月号」を早めに手に取っていただいた人は、まだ間に合うかも!開催時期が迫っています。見逃してしまった人はまた来年、ぜひ足を運んでほしいイベントの1つです。県内外から約40頭以上の馬が参加し、レースはサラブレッド、中間種、ポニーの3種類。間近で見られるので、馬が蹴り上げた砂や足音、鞭の音まで感じることができ、迫力満点の競馬を体感できること間違いなしです。そもそも、牧之原市の砂浜で草競馬大会が始まったきっかけにはこんなエピソードが。「そのむかし、相良の民宿の主人が『馬のリハビリには海水が良い』と聞き、飼っていた馬に海水浴をさせていました。そのうち相良の海岸に周辺の馬が集まるようになり、リハビリを終えた馬たちを走らせるようになったのだとか」。それを昭和50年に相良町観光協会が「さがら草競馬大会」として開催し、今日にいたります。イベント当日は、ポニー乗馬体験コーナーや地元特産を扱う「田沼の市」というフリーマーケット、子ども向けのイベントも盛りだくさんで、家族連れでも1日楽しめる内容に。また、写真コンテストや会場外では市内上空を一周するヘリコプターの遊覧飛行も体験できます。[ 問合せ ] さがら草競馬大会実行委員会 ℡/0548-22-5600