日本平探訪2020 Part.1

毎月第4土曜日開催。8月から再開! ※マスク着用でお出掛けを。
[日時 ] 8/22(土) 16:00~21:00 [ 会場 ] 清水区草薙673付近

日本平から明かりよ、届け
―日本平夜市

2016年9月に「日本夜景遺産」に指定されたことをきっかけに、日本平の夜を価値あるものにして、地元の人が遊びに来る場にしようと企画されたのが「日本平夜市」だ。有志のメンバーでマルシェを開催すると、1回目こそ出店が2店舗、来場者50名ほどだったが、今では70店舗、一万人が来場しているというから驚きだ。日本平のポテンシャルを、多くの人のニーズに見事マッチさせたと言える。新型コロナウイルス感染拡大により、3月からはやむなく開催中止。しかし、その状況にふさぎ込むことなく、「オンライン夜市」と題したSNSでトークを展開するほか、7月24日、25日にはドライブインシアターを開催。3密を避け、車の中から映画鑑賞。飲食店のオーダーをお客の元へ届ける「カーホップガールズ」も結成した。

日本平夜市の発起人である松木さんは「日本平から明かり=明るい話題を届けようという思いで企画した」と話す。8月から夜市も再開予定。「Do Action,New Action.(行動を起こそう、新しいやり方で)」を合言葉に、ソーシャルディスタンスに配慮したエリアの見直しなど〝withコロナ〟時代のやり方を模索しつつも、その活動を止めることはなさそうだ。

新たな農業・農地活用の形
―日本平ソーラーレモン

「営農型太陽光発電事業」をご存じだろうか。ソーラーシェアリングとも呼ばれ、農地で太陽光発電をしながら農作物を作る農業形態だ。収入を確保しながら農業を続けていくことができる。日本平にもレモンを栽培している畑があった。その名も「日本平ソーラーレモン」。始めたばかりの頃は木を成長させることに専念していたが、一昨年から収穫ができるようになり、昨年は300~400kg ほど採れたという。現在は、市内の飲食店に卸して飲み物の材料になったり、フルーツソースにしてかき氷店で使われたりしている。今後は一般向けに生のレモンの販売や、もっと幅広く加工に利用してもらうことを検討しているとのこと。どこかで出合えるのが楽しみだ。ほかにも周辺や静岡市内で梨やしいたけ、お茶やブルーベリーなどがソーラーシェアリングの畑で栽培されているという。