歴史ある宿場町・丸子の温故知新

旧東海道の宿場町だった丸子。歴史が今に受け継がれ、そして新たな営みも生まれている。

その1 「とろろ汁」

丸子グルメと言えばまず、とろろ汁を思い浮かべる人も多いだろう。松尾芭蕉が「梅若菜 丸子の宿の とろろ汁」と詠んだことでも知られており、元禄(1690年代)の頃にはすでに有名だったと考えられている。この句碑がある丁子屋ほか丸子には複数のとろろ汁を提供する店があるので、食べ比べてみても面白いだろう。

その2 「蜂蜜」

丸子には蜂蜜屋もいくつかある。戦前から養蜂を始めたところもあるが、戦後、蜂蜜が高価なものとして扱われるようになったことで、手掛ける人が増えたよう。季節によって花が変わり、また年によって出来も異なるのが、花と蜂という自然の営みが生み出すものならではの魅力だろう。丸子散策のお土産にお一ついかが。

シェアサイクルサービスが
長田地区にやってきた!

静岡市のシェアサイクルサービス「PULCLE(パルクル)」。無料会員登録すれば、ウェブサイトから予約ができ、各所に設置されているステーションの電動自転車を利用することができる。PULCLEのステーションであれば、借りた場所とは異なる場所でも返却OK。利用中は手動で施錠、予約時のコードまたは使用開始時に登録したICカードで簡単に解錠ができるため、寄り道も存分に楽しめる。そんな、まち乗りから観光まで、様々なシーンで気軽に利用できる交通手段が、この度、長田エリアにも拡大!ひと足先にステーションが設置されていた丸子の匠宿をはじめ、全部で19のステーションが登場。かつて旅人たちは徒歩で東海道を行き交ったが、現代はシェアサイクルという新たなスタイルで快適に買い物や散策ができる。ありがたくその恩恵にあやかって、『おさだdeさんぽ』の参加店を巡ってみてはいかがだろう。