大井川鐵道35年ぶりの新駅が誕生。

今月、大井川鐵道に新たな駅が誕生する。その名も「門出駅」。緑茶・農業・観光の体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」の開業に合わせて新設。大井川鐵道における新駅誕生は実に35年ぶりだという。様々な人やもの、文化が出逢い、新たな可能性が生まれていくことを予感させられ、胸が高鳴る。

五和駅は「合格駅」に。

「門出駅」の隣、「五和(ごか)駅」にも変化が。これまで「チームおもしろ五和駅」のメンバーを中心に、駅名に懸けて〝合格祈願の駅〟として盛り上げてきたのだが、この度「合格駅」に改称することが決まったという。受験シーズン本番に向け、ますます注目されそうだ。

Macha Organic Japan

島田・川根で良質なオーガニックの抹茶をつくる農業生産法人として4年前に『Macha Organic Japan』が立ち上がった。市内のお茶農家、サービス業、IT企業務め出身の若手8名が団結し、世界でもっとも愛される「MACHA FARMERS!!」を掲げ、自らが育ってきた地域の茶畑を100年後もずっと耕し続けるために、継続とチャレンジをしているのだ。Macha Organic Japanがある島田市内にある鍋島地域には、後継のいない農家さんの茶畑が…。まずはこの茶畑を引き継ぐことからだ、と若手メンバーによるカフェ兼ラボ「MACHA MORE」など様々な活動に取り組んでいる。

〝縁結びの村〟― 久野脇地区

久野脇地区は〝縁結びの村〟と銘打ってまちおこしを行なっていて、「しおごう・くのわきお散歩マップ」で、塩郷駅周辺から同地区にかけて〝人生の縁結びスポット〟が紹介されている。例えば、「恋金橋」と呼ばれる塩郷の吊り橋、2本が寄り添うように流れる「夫婦滝」、安産祈願の「子安観音」や「八幡神社」、縁結びの「不動明王」。〝川根のマチュピチュ〟とも言われる「ぬた平」などビュースポットも多くデートにもオススメ。「佐沢薬師堂」の美男のご本尊「妻薬師」もまた、良縁を叶えるとされる。現在、有志によって修復中なので、縁を望む人は修復完了後(11月末予定)にお参りしてみては。

ゆずの6次産業化で、〝住み続けられる〟町づくり。

過疎・高齢化が進む川根本町。主産業であるお茶の生産においても、後継者不足や耕作放棄地の拡大といった課題に直面している。株式会社Agrinosは、地元の人たちと協力し、耕作放棄地を整備してゆず畑に生まれ変わらせ、栽培・加工・販売。ゆずの6次産業化に取り組み、〝住み続けられる〟町を目指している。10月初旬、同社の静岡オフィス(川根本町奥泉)を中川根第一小学校の児童が社会見学に訪れた。子どもたちは、自分が住む町の課題や解決のための活動を知り、未来について考える機会を体験。この取り組みが、大きく豊かに実ることを応援したい。

寸又峡で、身も心も美しく。

肌がつるつる、しっとりするため〝美女づくりの湯〟と称される寸又峡温泉。温泉を引いた宿泊施設ほか、町営の露天風呂も。また、「芸者やコンパニオンは置かない」「ネオンサインはつけない」「山への立て看板は設置しない」の三原則で、〝日本一清楚な温泉保養地〟を目指している。