大谷川水門・大谷川放水路

災害対策の象徴
―大谷川水門・大谷川放水路

1974年7月7日、静岡県清水市(当時)に甚大な浸水被害をもたらした「七夕豪雨」。これをきっかけに、巴川は「総合治水対策特定河川」に指定され、様々な治水対策が行われた。中でも25年の月日をかけて完成したのが大谷川放水路だ。巴川の洪水を分水することにより河川の氾濫や浸水被害をできる限り防ぐ。また、放水路河口に設置されたのが印象的なデザインの大谷川水門。地震が発生した際には、津波の進入を軽減させるため、水門を閉じる。しかしこれだけの対策をしたとしても災害を100%防げるということはない。台風が発生するこの時期、“正しく恐れる”ことを念頭に、対策の知識や情報を身に付けておきたい。

鳥居が連なり、おキツネ様が佇む
―畑守稲荷大明神

日本平動物園の西側、急斜面を登った先にある「畑守稲荷大明神」。大きな石造りの鳥居と連なる朱色の鳥居、傍らにはキツネの像。決して大きくはないが雰囲気のある神社だ。読者の方からのお便りで思い出の場所としてご紹介いただき訪れた。今も地元の方たちが管理をしているようで、方々から愛されていることが感じられる。視界を移すと、足元には茶畑、その先に静岡市街地方面を見渡せる爽やかな光景。読者の想いにもふれ、清々しい気持ちになった。

日本平周辺のアクセスをスマートに
―日本平久能山スマートインター

令和元年9月に開通。静岡ICと清水ICの間にあり、久能山東照宮をはじめ観光名所も多い日本平周辺地域へのアクセスが一気にスマートになった。これからの行楽シーズン、移動がスムーズになる分、じっくり周遊してほしい。