子どもたちを見守り、見送る庵原小学校の「プラタナス」

庵原小学校には、校舎を見下ろすほどの高さがあり、大人が数人がかりでないと届かないほど幹が太い、立派なプラタナスの木があります。この木は、庵原小学校創立時に植えられ、小学校と同じく今年で112年を迎えるそうです。お昼の放送で「がんばっている姿をプラタナスに見せましょう」というフレーズが定番となっていたり、冬になって落葉すると子どもたちが率先して掃除をしたりと、学校生活の中にもしっかり溶け込んでいる様子。まさしく、学校や生徒と共にあるシンボルツリーと言えます。「プラタナスに卒業後も見守ってほしい」、「生徒たちにはプラタナスと一緒に小学校の思い出を大切にしてほしい」といった思いから、保護者が毎年、プラタナスの実を利用したコサージュを製作し、6年生がそれをつけて卒業式を迎えるという伝統もあります。聞くところによると50年以上続いているのだとか。また、今でも大切に保存している人もいるようですよ。

困っている人の元へ橋を架ける「さくらの架け橋会」

誰かが困っていると聞くことで、それが新たな活動のきっかけになるという「さくらの架け橋会」。必要とされているのは物資だったり、技術だったり、アイデアだったり、場であったり…と、〝お題〟は様々ですが、その時々で協力できる人ができることを持ち寄り取り組むのだそうです。現在取り組んでいる活動の1つは、〝視覚障害者にとっての公共トイレの使いづらさ〟を解消しようとする試み。実際に視覚障害者の人に使い心地など意見を聞きながら、男性トイレ・女性トイレ、和式・洋式を表す立体的なマークを製作。昨年11月には静岡駅北口地下駐車場(エキパ)のトイレに設置もしました。今後、これを広め、様々なところでの設置が実現できるように取り組んでいくそうです。そのほか、健常者にとってもちょっとした楽しみになり、興味関心を引くことができるだろうという発想から、名刺に入れる点字をカラフルにしてみようといったアイデアも。ユニークな活動にぜひご注目を。

<12月号「西焼津駅の周辺」